はじまりました

待ちに待った緩やかなレーベルの始まり、始まり、始まり。

 

これからどんなことが起こるのか、考えただけでも、ワクワク、ワクワク。

 

・・・何故か?

・・・何故このレーベルが楽しみなのか?

 

 

 

始まって間もないこのレーベルは、一人の発案者の想いに多数の個人が賛同し、自然かつ有機的に緩やかにつながりながら拡がり始めています。

 

今の時代に我々のような個人・零細のレーベルが果たす役割とは何なのでしょうか?

うずもれていた才能を見つけフックアップしていく、宣伝して多くのリスナーに音楽を届けていく。

 

とても大事なことです。

 

 

テクノロジーの進化は、少ない資本での音楽制作を可能にし、またフリーでも一定規模のプロモーションを可能にしました。

バンドが自主制作でリリースすることも容易になり、多くのミュージシャンがDIYで自由に活動しています。

新しいネットプロモーションやマーケティングのお話は日々世間を賑わせています。

 

 

ただ、そもそもの音楽制作やプロデュースについてはデジタルツールの普及とそれに伴う活用についての話はあれど、あまり語られることがないように感じます。そもそも密室で行われている作業だから外に聞こえてこない、属人的なものであるという一面もあるでしょうが。

 

 

並行して失われ始めていることもあります。

例えばそれは、偉大なる先輩たちが築き上げてきた音楽制作ノウハウやスタジオ録音の技術など。

DIYの活動が増える一方、過去に培われたこれらの技術が若手に伝承される機会は数少ないものになってしまいました。

 

 

このレーベルには10代から70代まで幅広い方が参加しています。

牧村さんや藤井さんのように日本の音楽制作の現場を知り尽くしたベテランから、今をときめく東京インディーズシーンで活躍している若手の音楽プロデューサー、柴さんのように音楽ジャーナリストとして業界全体を俯瞰している方、個人で音楽レーベルを運営している方、スタジオを経営している方、パブリシストとして活動している方などなど、多様な個性が緩やかにつながっています。

 

 

どんなレーベルになるのかは、スタッフである私も正直まだわかりません。

でも一つ言えることは音楽制作を大事にし、アーティスト本位のレーベルになるだろうな、ということ。

それは関わっているメンバーが生み出してきた作品を見たらおのずとわかります。

(と言っても誰が関わっているのかオープンになっていないので、ご想像におまかせするしかないんですけどね)

 

 

新しいレーベルの在り方というほど大袈裟なものではないけれど、でも結果としてそんなかたちになっていくんだろうな、と思えるレーベル、だからこそ期待してしまうのかもしれません。一人で、DIYでやっているだけでは決して得られないものがこのレーベルにはあるんだろうな、と。

 

 

このblogではスタッフがレーベルの近況を伝えたり、オススメの音楽を紹介したり。

はたまた牧村さんはじめ関係者の方にもご登場いただいたり。

 

まずは名前だけでも憶えて帰ってくれたら。

 

『緩やかなレーベル』

 

 

この世界の、東京の片隅から、第一歩を踏み出します。

 

 

Staff M